EP-1

EP-1 は、7種類の往年のタイン・タイプ、リード・タイプ・エレクトリック・ピアノ、そしてヴィンテージ・エフェクトのサウンドを素晴らしい高精度で再現します。コルグの開発したテクノロジー、マルチ・ディメンショナル・シンセシス(MDS)を採用した EP-1 は、これまでのサンプル・プレイバック方式では到達できなかったナチュラルでリアルタイムな表現をお届けします。ピアニシモからフォルテシモまで、境目を感じさせない自然なダイナミクスの変化 ... これこそ「楽器」と言えるものでしょう。リリース・ベロシティでコントロールできるメカニカル・キー・ オフ・ノイズなどのノイズ・エレメントをリアルタイムにコントロールすることにより、これまでにないリアルで緻密な演奏を可能にします。

MDS音源とは

マルチ・ディメンショナル・シンセシス (MDS) はコルグ独自の音源システムです。EP-1 の開発に際して、

私たちはまず、最高のコンディションで楽器として弾き心地の良いエレピ個体を選び抜き、エレクトリック・ピアノが生み出す幅広い打鍵の強さによる音色変化を、抜かりなく精緻にサンプリングしました。そこからピッチ成分部分とハンマーやキー・リリースなどのノイズ成分を分離し、別々にコントロールして再合成することでエレクトリック・ ピアノのあらゆる音色変化を再現できるようになりました。その結果、サンプル・プレイバック方式では表現し得ない音色エディット性能、強弱打鍵反応性、サウンドの時間的変化など、弾き手のコントロールに対して極めてナチュラルに反応する音源システムが完成しました。

ソフトなタッチから激しいタッチに至るなめらかな音色変化は、ベロシティ・スイッチの音源にありがちの境目が一切ない自然なものです。ディケイやリリースといった時間的変化もエンベロープ・ジェネレーターによるものとは異なるナチュラルなフィーリングを実現しました。

MIDIコントロール

搭載している全てのサウンドにモジュレーション・ホイールによる音色変化がついており、演奏表現に、新たなニュアンスを付加します。もちろんユーザーが独自にModマトリックスを設定し、アフタータッチやベロシティなどでクリエイティブな表現づけを行うことも可能です。

また、MIDIマッピング機能もあり、ラーン機能を使って、お手持ちのMIDIコントローラーのノブで即時にEP-1のパラメーターを直接操作できます。